アラトデイリーファームでは牛の搾乳の時間に合わせて仕事のスケジューリングを行っています。具体的には朝の仕事を5時~10時の間に行います。10時~16時までが長い休憩時間になります。そして夕方の仕事が16時~20時までとなり、トータルすると大体1日9時間程度の勤務になります。少し変則的なスケジュールにはなりますが、残業はほぼ無く、季節によっては1日8時間勤務になることもあります。
本牛舎での仕事
*搾乳(朝5:00~8:00 夕16:30~19:30)
3人でパーラ―準備
バルクチェックフィルター替え、タオル、ミルカー、デッピングなどの準備
牛の待機場へ移動(1名) 南牛舎の牛から搾乳スタート
1列8頭×2で同時に16頭が搾乳できる
搾乳手順
前絞り―プレデッピング―タオルでのふき取り―ミルカー装着-ミルカー離脱-デッピング
これの繰り返し
前絞りで乳房炎の牛や血乳の牛を目視で探す。また牛追いのしながら痩せていないか、足は悪くないかなど健康状態(便や、顔色)をチェックする。
※乳房炎の牛は薬を投与、血乳は注射を使い治療
※特に、分娩直後の牛は体調をこまめに見る。
南牛舎(96頭)が終わったら北牛舎(88頭)、中牛舎(70頭前後)計250頭
搾乳終了後パーラ―、待機場等を掃除
※南牛舎:繁殖牛群 北牛舎:妊娠牛群 中牛舎:乾乳前、分娩後牛群
*スモール
5:00 子牛の便チェック ハッチの約120頭分
6:00 エサチェック、パドック牛配合給餌 〃
6:00 ミルク給餌 ミルクタクシー使用
7:00 南牛舎にて繁殖牛チェック
7:30 ミルク給餌で使用したバケツ洗浄
8:30 子牛の治療
※生まれた子牛のミルク給餌は随時
*スモールハッチ掃除
5:00 乾乳牛舎(30頭前後)分娩チェック、約120個のハッチの徐糞、敷料巻き(常に綺麗な状態維持)、 乾乳牛配合給餌(牛の健康確認も)
7:30 バケツ洗い
9:00 水槽洗い
9:30 全体掃除
*エサ (朝5:00~)
前日のエサの残りを確認し今作る量を決める。
エサの中身
チモシー:カナダ産、バミューダ:アメリカ産
アルファ:アメリカ産とスペイン産
コーンサイレージ:スペイン産
エコフィード
配合飼料など
※季節によって地元の国産飼料の使用する。
※本牛舎と新牛舎ではエサの配合割合が異なる。
※異物混入がないか確認しながらエサを作る。
各牛舎に配る。
*ベッドメイク (朝5:00~)
各牛床の通路やベッドの掃除。病気やケガの予防のため常に綺麗な状態を保つ。
会社の資産でもある牛の健康管理をするにあたり非常に大切な仕事。
*堆肥処理 (朝9:00~)
生堆肥の運搬、発酵準備、戻し堆肥運搬、切り返しなど
ロボット牛舎
5:00~ ベッドメイク、データチェック
6:00 牛追い
7:00 育成牛の配合給餌
7:30 エサ給餌
9:00 ロボ掃除
10:00